成長は「できない」を認めることから始まる
新人として働き始めたとき、多くの人が同じ不安を抱えます。
- できないと思われたくない
- 仕事が遅いと評価が下がりそう
- 何度も質問すると迷惑かもしれない
特に税理士事務所のような専門職の現場では、
「できて当たり前」という空気を感じて、余計にプレッシャーを感じる人も多いでしょう。
しかし、現場で数多くの新人を見てきた立場から断言できます。
成長が早い新人ほど、最初に「自分はまだできない」と認めています。
実は、成長のスタート地点は「能力」ではありません。
**「できない自分をどう扱うか」**で、その後の伸び方は大きく変わります。
新人の最大の武器は「素直さ」
新人の段階では、
知識がない・経験がないのは当たり前です。
それよりも重要視されるのが、素直さです。
- 分からないことを分からないと言える
- 教えてもらったことをそのまま受け取れる
- 指摘を言い訳せずに改善できる
この姿勢を持つ新人は、周囲から自然と評価されます。
逆に、成長が止まってしまう人には共通点があります。
- 分かったふりをする
- ミスを指摘されると理由を並べる
- 自己流で進めてしまう
こうした行動は、本人が思っている以上に
「教えにくい」「任せにくい」という印象を与えてしまいます。
「できない」を隠す人ほど、伸びなくなる理由
税理士事務所の仕事は、
会計・税務・法律・顧客対応と、ミスが許されない仕事です。
そのため現場では、
できないことを隠す新人が一番のリスクになります。
- 分からないまま処理を進める
- 判断を自己完結してしまう
- 問題が大きくなってから発覚する
こうした事態は、
顧客の信頼を損ねるだけでなく、
修正に何倍もの時間と労力がかかります。
一方で、
「ここが分かりません」「自信がありません」と
早い段階で共有できる新人は、ミスを未然に防げます。
できないこと自体は問題ではありません。
問題なのは、
できないのに黙って進めること
なのです。
成長する人は「できません」で終わらせない
ここで一つ、大きな分かれ道があります。
❌「できません」
⭕「できるようになるには、どうすればいいですか?」
この違いは、想像以上に大きいものです。
後者の言葉には、
- 成長したい意思
- 責任感
- 教わる姿勢
がすべて含まれています。
先輩や上司は、
「伸びようとしている人」には、必ず時間を使います。
逆に、
「できません」「分かりません」で思考が止まってしまう人には、
仕事を任せづらくなってしまうのが現実です。
素直な新人は「信頼を前借り」できる
社会人の世界では、こんな現象が起きます。
素直な人は、結果が出る前から信頼される。
- ミスを正直に報告する
- 指摘をすぐに修正する
- 同じミスを繰り返さない
これだけで、
「この人は伸びる」
「将来、安心して任せられる」
という評価が積み上がっていきます。
新人のうちは、
完璧さよりも誠実さが何より重視されます。
「できない」と言える人が、最終的に一番できる人になる
新人時代は、できなくて当たり前です。
むしろ、
- 分からないことを分からないと言える
- 教えを素直に受け取れる
- 改善し続ける姿勢を持てる
この3つが揃えば、成長は必ず加速します。
成長のスタート地点は、
「できない自分」を正直に認めること。
そして、
「できるようになるには、どうすればいいですか?」
と聞けるようになった瞬間から、
あなたはもう“成長する側”に立っています。
まとめ|成長は才能ではなく「姿勢」で決まる
- 新人の最大の武器は「素直さ」
- できないことを隠さない人ほど成長が早い
- 「できません」で終わらせず、次の一手を考える
- 素直な人は、信頼を積み上げるスピードが違う
「できない」を認められる人こそ、最後に一番“できる人”になる。
これは、税理士事務所でも、どんな仕事でも変わらない真実です。


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